Number 9 

Number 9

9th Album(1998)
ESCB1883

  1. 沸点
  2. THE DOCTOR
  3. 曖昧な恋人
  4. 夕陽の交差点
  5. 夢で笑って
  6. それもそうね この恋は
  7. 空にお願い
  8. SIGN!
  9. It's Alright
  10. ギターマンの純情
  11. SWEET LORRAINE
  12. 僕の大事な部屋
  13. HOLDING ON

EPICに来て2作目です。今、プロモーションで、全国を廻りながら改めて聴いているのですが、しかしこの男、ホント音楽屋としての落ち着きってもんが無いんだよなあ。きっと好きな音楽が多すぎるんだ。
CDショップに行っても、ひょっとしたら関係ないかもしれないヒップホップやオルタナティブのコーナーまで気になっちゃう。
しかしそこでやっぱりイイのを見つけて大喜びするんだ。“好きなのはわかったから、
お前はその内の一つをちゃんとやれ!大人なんだから”なんて言われたら悩むだろうなあ。
“きっとそのうちそうしますから”って答えるしかない。
よく“おもちゃ箱をひっくり返したような”というのがあるけど、今度のアルバムは多分それです。
全部違うんだけど、やっぱりみんな僕が日々可愛がってるおもちゃ達。
僕がイメージする明るいポップスの世界。
世のヒットパレードがこんなのだったらなあって夢見ながら歌ってる。
つまり全曲シングルのような気持かな。どっからでもいいから聴いて下さい。
きっと楽しいアルバムです。

 さて、このアルバムを作っている間中、頭の中でお世話になり続けた先輩音楽家達を、
正直な斎藤、ざっとあげるとこんな感じ'''''。

BURT BACHARACH/THE BAND/BS&T/TONY BASIL/CHIC/DELANEY&BONNIE/
AL GREEN/BOBBY HEB/MARK JORDAN/MICHEL LEGRAND/CURTIS MAYFIELD/
MICHAEL McDONALD/JIMMY MESSINA/MOUNTAIN/NRBQ/OHIO PLAYERS/
RAY PARKER Jr./ROGER/PAUL SIMON/URIAH HEEP/TOM WAITS/BRIAN WILSON etc.
(ABC順) 音楽ってホントにありがたいです。尊敬する彼らに感謝。

1998年 初夏


新譜『Number 9』 9つの魅力

1. 初めての方も御安心。斎藤印、無添加音楽の詰め合わせセット
斎藤の代表的音楽スタイルがほとんど入っているので、今までの彼の作品を知らない初めての方も大丈夫。安心してお使いになれます。
 
2. ジャケットのマジックに御用心
斎藤誠、その素顔をテレビなどで見ることはまだまだまれ。
しかしいくらなんでも『Number 9』のジャケットに写るこの人物とはどうも思えない。
“なんでこうなるの”の謎。

3. 奇抜なお友達
斎藤誠、様々なアーティストのレコーディングやライブに顔を出しているお陰で、
Oh!と刺激をもらって帰ってくることもしばしば。
彼らの魅力をお借りすることにした。
(パフィーのお二人、古内東子さん、スカパラホーンズ、近藤名奈さんetc.)

4. 恋する男の胸の内、6タイプ
全13曲中、6曲までもが恋の歌。揺れる男心のあれこれを、これまた男の斎藤が様々な
角度から身勝手に検証。全女性にお伺いしたい永遠のクエスチョン。

5. 発表オリジナル全100曲中“最も優しい男”登場!
どんなに悲しい嘘にも「It's Alright」と歌ってしまう、世にもスイートな男。
そしてそのギターの音色は貴女の内臓諸器官に直接作用するでしょう。

6. 魅惑の男性コーラス“Makotones”
ドゥワップの洗礼を受けた無名の3人組。その実体やいかに。

7. 開いた口が塞がらないカバー曲
前作『Dinner』でこともあろうにマウンテンの「LONG RED」をカバーした斎藤誠、
これといった反響が無かったにも拘らず、本作に於いても今度は何と、
ユーライアヒープの「SWEET LORRAINE」に挑戦。果たして如何なる味付けに。

8. 9、15、40、三つの数字の意味は?
このアルバム、上の三つの数字が大きな意味を持つ。“9”はもちろん9枚目、
では後の二つは?(よく考えたら大した意味は持たないのかもしれない)。

9. 製作期間18ヶ月、遂に発表の自信作!
はじめにスタジオに入ったのが1996年の10月。ゆっくりやってたらこんなにかかった。
今後は気を付けようと肝に命じた自信作。